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最初に。
こちらの『BLEACH』は、完全パラレルストーリーとなっています。

オリジナルのキャラクターも登場しますし、本来のキャラクターによっては原作のイメージとはかけ離れている可能性もあります。
よって、
原作、キャラのイメージを壊したくない方は、すぐさまお帰りいただくことを希望します。






この世界は、いくつもの世界で構成されている。
だが、我らの知る世界は4つ。
現世、この世と呼ばれる現魂界。
隠世、あの世と呼ばれる尸魂界。
現魂界と尸魂界を分け、世界の多くを構成するものの、何も存在しない、無界。
そして、何ゆえの存在か分からぬ、虚界。



現魂界の時の流れで言うならば数万年ほど前まで、現魂界と尸魂界は僅かに繋がっていた。
死者の魂魄は例外なく、尸魂界に向かい、一定の期間を過ごすことで魂魄に刻まれた記憶を削ぎ落として、現魂界での転生に向かうこととなっていた。
しかし、僅かに繋がっていた場所に巣食う者あり。
その名は虚外。
悪しき者であり、死して魂魄となりて後も生者死者隔たりなく害を成し、のちに他者の魂魄を喰らうことに愉悦を覚えるようになったためにその姿は異形となり、他者の魂魄の力を吸収して、強大になり、死者の魂魄を手当たり次第に吸収し始めた。
これを憂いた尸魂界の者たちは、一人の力ある者を虚外を滅するために向かわせた。
その名は、霊源。
霊源は4人の優れた従者とともに、虚外を滅する。
しかしこの戦いのために、現魂界と尸魂界を繋いだ僅かな空間が破壊され、よって現魂界の魂魄が彷徨い、4つの世界の均衡が崩れ始めた。
それ故に、霊源と4人の従者たちは『無界を穿つ門』をつくり、魂魄の道しるべとした。
それらの功績を認められ、霊源は尸魂界の王となり、霊王と呼び示された。
続く従者たちも霊王の補佐として重要な地位を占める。



時は移ろい、霊王にも転生の時が来る。
王は転生を誓い、眠りにつく。
王が空位の間は、4人の従者の末裔が尸魂界の執政として統治してきた。
末裔はそれぞれ、玄鵬、四楓院、朽木、志波を名乗り、やがて霊王と従者たちによって築かれた平穏によって栄えはじめた尸魂界で強大な権力を得ることになり、四面家と称される。



穿界門は綻ぶ。
時に虚界より、招かれざる者が訪れ、あるいは虚外のような存在が穿界門を傷つける。
それでなくても、数千年のうちに、穿界門の綻びは限界に達する。
そして、霊王の転生は穿界門の綻びを癒すため、あるいは世界の安定のために、繰り返される。



4代霊王は、その肉体が霊子の単位に還元される前に、遺言を残す。



いずれのときか、再び転生すること。
それは、四面家の一、玄鵬家の血筋の中に。



4代霊王の逝去して、既に2150年。
穿界門は再び綻びはじめている。
5代霊王、更臨は間近。



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